庭に田んぼを作ってみる。
(略称 庭たん)

2006/3/12

「イネこそ作物の王様」

漏れはなんとなく昔からそんな風に思っていたんですよね(・∀・)
イネというのは日本人の食の基本ですし。
それに水田というのも畑とは違ってなんとなく特別な感じのするものです。

まぁ自分で言っておいてなんですが、田んぼを作りたいから作ってイネを育てたいから育てるだけの話しです。

それではれっつ田んぼ作り(´・ω・)ノ

第一段階

計画

今回田んぼを作ったのは左側の柵で囲まれている部分で、広さはだいたい1坪に少し足りないくらいの広さです。

インターネットや書籍で田んぼについて調べたところ、漏れのような小さい田んぼを作るにはおもに2通りあることが分かりました。
1つ目は穴を掘ってビニールシートを張るというきわめて一般的なやり方。
もう一つは穴を掘ってから粘土を入れ突き固めて作るというやり方です。

漏れはこのうち、ビニールシートを張るほうを選択しました。
それは粘土を使うやり方では田んぼの側面がなだらかな傾斜でなければならずスペースの制約から無理があることと、この場所の土が砂のため水漏れを防ぎきれないのではないかと考えたからです。

(粘土をつかって作ったほうが植物のなじみもよいと思うので次に作る機会があれば粘土でやってみたいです。)

第二段階

作業開始

大まかに計画が決まれば作業開始です!(・∀・)
最初はとにかく穴を掘ります。
漏れの場合は表面の20センチくらいが黒土のためこれを田んぼに使おうと思い他の土と分けて置いておきました。

さらに掘る。
黒い土の下に見えるのが山砂です。
これでだいたい40センチくらいですかね。

最終的には1メートル近く掘りました(・∀・)
イネが根を張る分と水の深さを考えるとやっぱり60センチ以上はあったほうがいいみたいです。

いやースコップ1本でここまで掘るのは結構堪えますよ。
腰の弱いひとは気をつけたほうがいいかもしれない(´・ω・)

第三段階

防水(ビニール張り)

写真を取り忘れてしまってビニール張りをやり土を入れた直後です。
これはは家にあったものでテントの屋根やトラックの荷台を覆う為の物で厚みもありとても丈夫なものです。
防水に使うビニールは厚さが1mm以上あるものを使ったほうが良いと思います。
厚さがあれば穴をあけてしまう心配も少なくなりますからね。
漏れとしてはトラックの荷台シートが丈夫でつかいやすいと思います。
1mm厚のビニールって意外と売ってなくて入手が難しいです(´・ω・)

土入れ

すごく簡単な断面図です(作図 10秒)
ビニールを張ったあとに土を入れていきます。
まず最初に山砂を入れてその上に黒土をのせていきます。
有機物が多い土を田んぼの深いところに入れるとメタンガスが発生するかもしれないので、深いところにはなるべく有機物が少ない土をいれます。

完成

これで田んぼそのもの自体は完成です(・∀・)
ビニールシートだけではあまりに殺風景なのでその辺にあった石を並べてみました。
春になったら縁に沿って芝を植えてみるつもりです。

田んぼを作ってみて一番大変だったのは土を運ぶ作業です。
難しい作業というのはほとんど無い(公園の砂場で池をつくるのと大差ない)のですが体力はいりますね。
ほとんどヒキコモリな漏れにとってはだいぶ堪えました(´・ω・)

さてさて、田んぼが完成しました。
次の作業は苗作りですね(・∀・)

2006/3/24

苗作り

さぁ、続いてはイネの苗作りです(・∀・)
今回育てるのは「神丹穂(かんにほ)」と「ベニロマン」です。
品種の詳細は野菜図鑑に載せようと思うので気長にお待ちくださいませ。

塩水選

まずはよい籾と悪い籾を分けるために塩水選(えんすいせん?)をやります。
食塩水を作り、卵が写真のように浮かぶように濃度を調整します。

そしてそこに種籾をいれると、

こんな感じに分かれます。
上の方に浮かんでいるものは中身が詰まっていないものなので除いてしまいます。

塩水選が終わったらよく水で洗って塩分を取り除きます。

このぐらいの籾の量だったら別に塩水選をやらなくてもいいんですが、この技術はうちの学校の初代学長が考案したそうなので、記念にやってみました。
もしご存命だったらこっぴどく叱られそうだ(´・ω・)

(イネの栽培スケジュールがイマイチよく分からない。とりあえず3月24日から始めてみる)

温湯消毒

さぁ続いては種籾の消毒です(・∀・)

温湯消毒で雑菌やカビを消毒します。
やり方は至って簡単、60度のお湯に10分間つけるだけです。

漏れは石油給湯器をつかってお湯を用意しました。
これだと温度設定すればいいだけなので簡単です。

でもほんとに60度なのか心配になってお湯の温度を測ろうと思ったのですが、家にあった温度計(安物)の全てが50度までしか測れなくて困ってしまいました。

そこで漏れ秘蔵のスーパー温度計の出番です!(・∀・)


スーパー温度計(60℃対応)

絶対に真似しないように(・∀・)
温度計が割れます。
というかお湯につけたらピキッ!!ていったよ。
やばいって。

消毒

恐怖心を押さえ込んで温湯消毒開始。
60度で10分、これを超えると煮えてしまうので注意。
スーパー温度計は、
なんとなく60度のあたりをさしています。

温度計がないときは、3秒間指をつけていられないくらいの温度を目安にやってみてください。
ただ火傷する温度なので気をつけてくださいね。
私はは責任とれないので、自己責任(いい言葉だ)でお願いします(・∀・)

急冷

10分たったらすぐに水で冷やします。
そしてこのまま水に浸して種に水を含ませます。
水温が15度だとだいたい1週間くらいですかね。
水は2日おきくらいに取り替えます。

いやぁイネは初めて育てるのでイマイチよく分かりません(・∀・)

種まき&発芽

2006/3/31に種まきして2006/4/7に発芽しました。

発芽までほぼ1週間ですね。
なんとも可愛らしい芽生えですがこの苗は田植えに使われませんでした。

詳細は後ほど(・∀・)

育苗1

2006/4/15

大きくなってきたのでプール育苗モドキに移行。
結果的にはこのおかげで苗を全滅させる事になります(・∀・)

田んぼ改良1

2006/4/19

田んぼの脇の所に小さなため池を作りました。
赤土を練って貼りつけただけなんですが結構しっかりしています。
水も漏らないし。
ただ乾燥するとバキバキにひび割れます。

育苗2

2006/5/2

あまった種籾を発泡スチロールの箱に播いて育てたものです。
期待のセルトレイ育苗が失敗した為、田植えにはこの苗をつかいました。

田んぼは準備万端(・∀・)

田植え

2006/5/4

念願の田植えでございます(・∀・)
まぁ1坪もないような田んぼなのでものの1分で終了。

なんとも貧弱な苗達。
がんばってね。

2006/5/6

苗が余ったのでプランターにも植えてみた。

成長1

2006/6/1

田植えから約1ヶ月後の写真です。
写真を並べても大して変わったように見えませんねぇ(・∀・)

成長2

2006/6/24

なんだか急に成長した感じがします。
今回はいつもの反対側からの写真。

なんかよさげなアングルから撮ってみました。
カメラ落としそうになって死ぬかと思った。

「ため池」が「水供給装置つきスイレン池」にグレードアップしました。
でもまだまだやっつけ仕事、ホースが見えちゃってるし(・∀・)

庭たんに勝手に新しい生き物が仲間入り(・∀・)
おそらく「シャジクモ」君です。

こちらは正規のルートで仲間入りのヒメダカ君。
20匹で300円ちょっとととってもリーズナブル。

ととと(・∀・)

成長3

2006/7/8

庭木の剪定をして日当たりがよくなったせいか、急成長しました。
犬の食害もなんのその、ガンガン成長しています。

ただ水面が隠れてメダカが見えなくなっちゃった(´・ω・)